コンタクトレンズの価格がお店によって違うのはなぜ?

コンタクトレンズユーザーの皆さんは、普段使う製品をどこで購入していますか?コンタクトレンズの使用そのものがはじめての場合や新しい商品を試すときには眼科や専門販売店を利用し、使い慣れた商品を購入するなら価格が安いネット通販を使うという人も多いのではありませんか?

ネット通販を利用すると、眼科や販売店など実店舗での販売価格との差に驚かれることでしょう。さらに、通販ショップごとに価格に大きな差があり、「どうしてこんなに価格差があるの?」と疑問に思うこともあるかもしれません。さらに「ネット通販での価格は頻繁に変わる」という事実を知ったら、価格差や価格が変動する理由について、詳しく知りたいですよね。今回はコンタクトの価格の秘密を解き明かしていきたいとおもいます。

【秘密1】 実店舗間よりもネット通販のほうが安い

一般的に、ネット通販サイトのほうが実店舗で購入するよりもコンタクトレンズを安く手に入れられます。安さの秘密は人件費と光熱費にあると言われています。

コンタクトレンズの販売に限らず、ありとあらゆる業種業態において、経費の大きなウエイトを占めるのは人件費であると言われています。販売店や眼科であればコンタクトレンズに関して知識を持ったスタッフを一定以上用意し、スムーズにお客さんの対応をできるようにしなければなりません。

しかし、ネット通販であれば対面で説明することはありません。そのため、発送作業やカスタマーサポートなどの必要最低限の人員のみで販売できます。

また、光熱費も重要なポイントです。買い物をしようと入ったお店が、空調が効いていなかったり電気がついていなかったりしたら、いくら商品が高品質で低価格であったとしても継続して使おうとは思わないでしょう。

コンタクトレンズは厳重な温度管理を必要とするものではありませんから、倉庫内でも空調を使う必要がない場合があります。すると必要なコストが少なくなるのは言うまでもありません。

【秘密2】価格は販売店で自由に決められる

複数の販売店を見ていると、同じコンタクトレンズでも価格が違うことがあります。コンタクトレンズの販売価格にはメーカー希望小売価格、いわゆる「定価」がありません。販売店が自由に値段を設定できます。しかしある程度の相場価格はあるため、どこかひとつの販売店が突出して高価格で販売することはありません。

【秘密3】 ネット通販の価格は数分単位で変動する

同じ通販ショップの同じ商品を見ていても、1か月前と現在では値段が変動することはよくあります。さらに、ネット通販ショップ同士でし烈な価格競争をしていて、数分前まで最安値だったショップが購入しようとしたら最安値ではなくなっていることもあります。

ネット通販ショップの中には海外に拠点を置いているものもあります。海外拠点ショップは厳密にいうと通販ではなく「個人輸入代行」であるため、「円高」「円安」の影響が現れます。

外貨の取引や輸出入にさしたる興味はなくとも、1度は「円高」「円安」という言葉を聞いたことがあるでしょう。結論を先に言うと、円の価値が高い「円高」の時期は同じ商品を購入するにしても価格が下がり、反対に円の価値が低い「円安」の時期は同じ商品でも価格が上昇します。

「お得に購入するには円相場について知らないといけないの?」と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。コンタクトレンズ価格比較サイトを利用することで、常に最安値の通販ショップを探すことができます。

コンタクトレンズの価格の違いや変動する理由についてご理解いただけましたか?例に挙げたことがらのほかにも実際は企業努力などさまざまな要因が複雑に影響しあい、価格が決定します。ユーザー目線では1円でも安いショップを利用したくなりますが、たまにはその陰にある低価格への取り組みに思いをはせてはいかがでしょうか。